昨日の新聞でパーキンソン病の新たな診断方法や予防に関する記事が取り上げられていました。
日本医療研究開発機構のホームページにはこの研究をされていた
順天堂大学大学院 医学研究科 神経学講座 服部信孝教授と斉木臣二准教授
の記事が掲載されています。
〜HPより抜粋〜
パーキンソン病患者ではカフェインの分解促進ではなく、吸収低下により血中濃度が低下し、その保護的な効果が得られにくい状況が生じていると推察されました。
パーキンソン病群において重症度を問わずカフェインとその下流代謝産物が低下していたという結果から、カフェイン、カフェインと直下代謝産物3種、カフェインと下流代謝産物9種の各濃度の組み合わせによりパーキンソン病を極めて高確率で診断できる(図表2)ことがわかり、バイオマーカーとしての有用性を実証することができました。
カフェインの吸収が通常の1/3程度となってしまっているため、カフェインの摂取を他の経路から行うことで予防や進行抑制につながる可能性があることを提唱されています。
今後の展開が非常に楽しみな研究ですね!
ひばり訪問看護ステーションは神経難病の方のサポートを強化しており、多くの方がご利用されています。
パーキンソン病友の会の正会員でもあり、パーキンソン病の方やご家族を対象とした講座も開催しながら訪問看護の啓発活動も行っています。
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