より地域にST訪問を届けるために | 仙台ステーションで言語聴覚士(ST)3名体制となりました

2026年5月より、ひばり訪問看護ステーション(仙台)では、言語聴覚士(ST)が3名体制となりました。

これにより、食事・飲み込み・ことば・コミュニケーションに関するご相談へ、これまで以上に柔軟に対応しやすくなります。あわせて、仙台エリアに加え、大崎方面も含め、より広くST訪問をお届けできる体制が整いました。

ケアマネジャー・相談員・退院支援に関わる皆さまにとっての連携先候補として、また、ご本人・ご家族にとっての相談先のひとつとして、お役立ていただけましたら幸いです。

訪問可能エリア

※ 訪問ルートや依頼状況によっては、一部のエリアで対応できない場合があります。あらかじめご了承ください。具体的な対応可否はお問い合わせください。

訪問STが関わる場面について

言語聴覚士は、ことばに関する困りごとだけでなく、飲み込み・小児の発達・神経難病・高次脳機能障害など、生活の中で生じるさまざまな課題に関わる専門職です。

訪問STが日常的に関わる主な領域は、以下のような場面です。

食事・飲み込み

むせ込み、食形態の見直し、誤嚥性肺炎の予防、退院後の食事再開の不安

コミュニケーション

失語症、構音障害、声の出しづらさ、会話量の減少

小児の発達

ことばの発達、摂食機能、ご家族の関わり方の支援

神経難病・進行性疾患

飲み込みやことばの変化に合わせた段階的な関わり

高次脳機能障害

記憶・注意・遂行機能の困りごとと、生活場面での工夫

こんなお困りごとはありませんか

ご担当の利用者さん、退院調整中の患者さん、あるいはご家族から、こうした声を聞かれることはないでしょうか。

  • 食事中にむせることが増えてきた
  • 食べることに不安があり、食事の時間が苦痛になっている
  • ことばが出にくくなり、会話が減ってきた
  • 退院後の食形態をどう進めればよいかわからない
  • 家族として、どう関わればよいかが見えない
  • STに相談してよい段階なのか、判断が難しい

このような場面では、訪問STがお役に立てる可能性があります。

訪問STでは、こんな関わりができます

訪問STの関わりは、機能訓練だけにとどまりません。生活の中の困りごとに、暮らしの場面ごと関わっていく支援です。

  • ご本人の状態と、生活の中での困りごとを丁寧に確認する
  • 食事や会話の場面を、実際の生活環境の中で見せていただく
  • 必要に応じて、ご家族への助言や関わり方の共有を行う
  • 看護師・PT(理学療法士)・OT(作業療法士)など他職種、そして主治医・ケアマネジャーの皆さまと連携しながら、その方に合った支援を一緒に考える

ご本人だけでなく、ご家族や生活環境も含めて支援を組み立てていくことを大切にしています。

在宅で関わるからこそ、見えること

病院や外来では見えにくい、日常場面の困りごとがあります。在宅でうかがうからこそ、はじめて見えてくるものも少なくありません。

  • 普段の食事の姿勢や、食卓まわりの環境
  • ご本人が安心して過ごせる関わり方、ペース
  • ご家族が抱えている不安や、介護の負担感
  • 暮らしの中で「どこで困っているか」の具体的な内容

こうした在宅ならではの視点を、看護やリハビリの他職種と共有しながら、ケアプランや退院後の生活設計に活かしていけるよう、ご一緒できればと考えています。

お届けできる支援の幅が広がります

ご相談・受け入れの柔軟性が広がります

これまでよりも柔軟に日程・頻度・初回訪問のタイミングを調整しやすくなりました。退院日が迫っている事例や、食事・コミュニケーションの状態変化が急なケースについても、まずはご相談ください。

仙台+大崎エリアでの訪問が可能になりました

これまでの仙台エリアに加え、大崎方面までST訪問をお届けできる体制が整いました。地域連携の中で「STが必要だが、対応できる訪問看護が少ない」という声をいただいてきた状況に対し、地域全体の選択肢を少しでも広げられるよう取り組んでまいります。

女性スタッフが加わりました

今回新たに、女性のSTがチームに加わりました。サービス利用時の性別への配慮が必要な方、これまでご相談を躊躇されていた方にも、これまで以上に相談いただきやすい体制となります。

退院前カンファレンスからの関わり

退院後の食形態や飲み込みに不安があるケースについて、退院前カンファレンスの段階からご一緒できる場合があります。退院当日からの訪問開始や、初週の集中的な伴走についても、調整可能な範囲でお応えします。

ひばりが大切にしていること

ひばりでは、単に機能だけを見るのではなく、その方がどのような毎日を過ごしたいのか、ご家族がどのような不安を抱えているのかを大切にしながら関わっています。

訪問看護とリハビリ(PT・OT・ST)の多職種チームで、ことば・飲み込み・コミュニケーションだけでなく、歩く・動く・食べる・暮らす、それぞれの場面を一体で支えられる体制を整えています。事業所内のシームレスな多職種連携を通して、必要な視点を組み合わせてご支援できることが強みのひとつだと考えています。

ことばや飲み込み、コミュニケーションに関する困りごとが暮らしの中で少しでも安心につながるよう、これからも地域に根ざした支援を続けてまいります。

ご相談について

ケアマネジャー・相談員・退院支援に関わる皆さまへ

担当されている方の中で、食事・飲み込み・ことば・コミュニケーションに関わる気がかりがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。「STを入れるべきか判断に迷う段階」のご相談でも構いません。対応可否や訪問体制について、ご一緒に検討させていただきます。退院前カンファレンスへの参加や、初回面談の段取りについても、ご希望に合わせて調整いたします。

ご本人・ご家族の皆さまへ

「こういう状態でも相談してよいのだろうか」「まずは一度聞いてみたい」
そのような段階からで大丈夫です。退院後の食形態や飲み込みに不安がある方、声が出しづらく会話に困っている方、ご家族の関わり方に迷いのある方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

今後の発信について

今後は、ヒバリハ等の媒体を通じて、言語聴覚士がどのような場面で関わるのか、具体的な支援内容や関わりの工夫について順次お伝えしていく予定です。地域の皆さまと一緒に、在宅でのST支援のかたちを少しずつ言葉にしていければと思います。