パーキンソン病iPS細胞の研究

ニュース

京都大学のiPS細胞研究所であるCiRA(サイラ)より「パーキンソン病霊長類モデルにおけるヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞の移植の有効性と安全性の確認」の研究結果が公表されました。

京都大学iPS細胞研究所 CiRA

以下引用


ポイント

  1. パーキンソン病霊長類モデル(サル)にヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞注1)を移植し、術後のサルの行動解析によりパーキンソン病の症状が軽減されていることを観測した。
  2. 移植したヒトiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞が脳内に生着し機能していることを、MRI注2)とPET注3)および脳切片の組織学的解析によって確認した。
  3. 少なくとも移植後2年以内において脳内で腫瘍を形成しないことを確認した。

サルに移植した、ドーパミン神経細胞の元となる細胞を移植したところ、症状の軽減や神経細胞の活動が認められたといった内容が記載されています。

その後の細胞の経過も少なくとも2年以内とはされていますが、腫瘍への分化もなく経過しているようです。

iPS細胞の研究が飛躍的に進んでいることがわかる嬉しいニュースでした。

パーキンソン病の説明もわかりやすく説明されていますので、ご興味がある方は是非上記のリンクよりHPをご覧ください。