高額介護サービス費、負担割合が変わる?

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今回のコラムのテーマは「高額介護サービス費」と「負担割合」です!

いずれも時期改定で内容が変更されますので、要チェックです!

 

まずは「負担割合」からです。

平成27年8月より介護保険の負担割合に「2割負担」が制定されたのはみなさんご存知かと思います。我々も改定当初、確認モレや設定忘れなどで慣れるまでに時間がかかったのを昨日のことのように覚えています。笑

ご存知ない方はコチラをチェック→ 負担割合(厚労省)

やっと慣れてきたこの制度ですが、なんと今年の8月からまた内容が変更されます!今回は「3割負担」が加わりました。

「負担がそんなに増えるの!?」と不安になる方もいらっしゃると思います。結果から言いますと、「高額介護サービス費」があるので、さほど大きな負担の増加にはならないと言われています。なぜでしょう?「高額介護サービス費」の説明後にお伝えします!

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負担割合は、ご存知の通り世帯年収によって分けられています。2割負担は今年の改定では現行のままのようです。3割負担は上図のように単身340万以上、夫婦世帯では約460万以上で設定されるようです。

現在2割負担は上位20%、3割負担は上位3%と言われていますが、今後この金額のラインが変更になるとどんどん自己負担が増えていくことになりそうですね…。これも介護保険が2025年以降も継続していけるような対応の一つです。

 

続いて「高額介護サービス費」です。

そもそも高額介護サービス費とはなんでしょうか?

「介護サービスを利用する場合にお支払いいただく利用者負担には、月々の負担の上限が設定されています。1ヵ月に支払った利用者の負担の合計が負担の上限を超えたときは、超えた分が払い戻されます。」つまり、サービスの自己負担額には上限があるということです。

こちらも前回の改定で新設された内容がありました。

ご存知ない方はコチラをチェック→ 高額介護サービス費資料(厚労省)

そして、今年の8月より一般区分の月額上限が37,200円から44,400円に引き上げられます。

 

つまり…

現役並み所得の方は3割負担が設定されるが、高額介護サービス費の上限は変わらない

一般区分の方は高額介護サービス費の上限が44400円になる。

ようです。なので、3割負担の方は「割合は上昇するが、上限に達しやすいので さほど大きな負担の増加にはならない」といわれているようです。

非常にわかりずらい保険制度ですが、正しく理解し適切な対応ができるよう準備していきたいですね!我々も日々勉強です。

何か相談・質問等あれば気軽にご連絡ください!

 

詳しく知りたい方はコチラもどうぞ→引用 メディ・ウォッチ