頚髄損傷の方の現場より

みなさん、こんにちは。
ひばり訪問看護ステーション OT青戸です。

昨日は日頃からご愛顧頂いている男性のご利用者様(頚髄損傷の方)のサービス担当者会議に参加しました。介入前と比べ、全身の機能が回復してご本人様やご家族様などが喜ばれていました。訓練の中で胸郭と頚部をよりスムーズに動かせるように、柔軟性の向上、筋緊張の調整や、姿勢保持のためのインナーマッスルを強化など、様々なアプローチ行いました。短期間ですが、集中して訓練を行ったところ、「張りのある声が出るようになるまで回復した」と喜ばれていました。しっかりと発声が出来るようになると、自信が沸いて、積極的にコミュニケーションが出来るようになり、気分も晴れたとの事でした。
元々は胸郭周囲の柔軟性を高め上肢機能を向上し、移乗動作などをスムーズに行うことなどをとりあえずのリハゴールに設定しアプローチを行っていましたが、動作が回復することと共にすばらしいシナジー効果もあったようです。マンツーマンでしっかりと全身状態・生活環境を評価し、介入した結果が現われたことは我々にとってもかなりの達成感です。在宅でも機能維持はもちろん、アプローチにより十分機能向上出来るということです。そのご利用者様は通所サービスを今後ご利用になるとのことです。同じ世代の方々と積極的に交流したいと気分も前向きのようです。
リハビリの事を延々と書きましたが、その方は弊社の看護スタッフへも絶大な信頼を持たれており、今回も様々なケア内容に満足され、お褒めの言葉をたくさん頂きました。大変励みになります! これからも皆様の期待に応えられるように切磋琢磨して進みますので、弊社のご支援宜しくお願いします。

 

OT 青戸